すすぎ不足になる

 

界面活性剤を使ったお洗濯では、その吸着能の高さによって、洗剤の成分が洗濯物に残りがちです。それを意識してすすがないと、簡単にすすぎ不足の状態になってしまいます。
特に市販の液体洗剤には高濃度・高粘度のタイプがあるので、その使用量に意識を向け、使いすぎにならないようにも留意すべきです。





cmc(臨界ミセル濃度)という、界面活性剤の性質を表す指標があります。
洗濯液は、この界面活性剤のcmcを境に大きく性質が変化します。




cmc,臨界ミセル濃度



ミセルの数が増えるに従い可溶化能は上がっていきますが、表面張力や洗浄力はcmcを過ぎるとほぼ一定となります。つまり、cmc以上で界面活性剤の濃度を上げても汚れ落ちが劇的に良くなるわけではないのです。


むしろ界面活性剤の濃度が高すぎるとすすぎ切ることが難しくなります。
洗剤の成分や汚れを流しきれず、それらが洗濯物や洗濯槽に残留してしまうのです。

そして、残留した有機物は洗濯物のにおいや黄ばみの誘因にもなり、環境中に余計な有機物を流すことにも繋がっていきます。
 

 
このcmcですが、電解質の濃度や他の界面活性剤の存在などで大きく変化するもの。そのため、実際の使用場面で適正な洗浄力を保つために、洗剤は何度もテストを繰り返して組成や濃度が決められ、出来上がっています。
だいたいcmcの2〜3倍の使用濃度を見込んでいるといわれます。



しかし実際の市販の洗剤では、界面活性剤の濃度はcmcの2倍〜5倍と製品によってかなり幅があるのが現状です。
また、体に影響を与えやすい陽イオン界面活性剤を配合した柔軟剤の中には、「香りを強く残す」ために標準使用量の倍量の使用を勧める文言があるなど、その製品が本当に最適な界面活性剤濃度を目指して作られているかどうかについては信頼性がありません。
 
 

こういったことからも、合成界面活性剤を使った洗剤は、必ず製品に表記の使用量を確認することはもちろんですが、使い過ぎないことが何よりも大切です。



水量の少ないドラム式洗濯機や、洗濯物が少ない場合、汚れの程度が小さい場合などは、それに合わせて洗剤量を減らすことで残留する成分や汚れが減り、お洗濯の仕上がりが良くなることもあります。







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