自立を目指すネグロス島の生産者たちが、自然の力を活かして栽培したサトウキビ。
糖蜜分離や精製を一切していない含蜜糖であるため、サトウキビの風味やミネラル分も残されています。
やさしい甘さと糖蜜のコク、あっさりとした後味が特徴。
どんな料理にも使いやすく、素材の味を一層引き立てます。
■マスコバド糖とは■
マスコバド糖原料用のサトウキビはATMC(マスコバド製糖工場)との連携で計画的に収穫され、収穫後できるだけ短時間内に搾ったジュースを煮詰めて濃縮し、精製などすることなく攪拌しながら自然乾燥させて粉末の黒砂糖にします。こうした砂糖の製法が「マスコバド糖」と呼ばれています。
■生産者の自立を促す製品■
マスコバド糖の原料となるサトウキビは、主に農地改革によって土地を手に入れたネグロス島の元砂糖労働者などによって栽培されています。かつては大農場主の砂糖キビ農場で労働者として働いていた彼らは、長年の夢だった自分達の土地を手にして、自らの砂糖キビを作ることで自立を目指しています。
マスコバド糖の民衆交易は、これまで低賃金で働くしか術のなかった彼らの自立を支援するために始まりました。協同組合方式でサトウキビやコメ、野菜などをできるだけ有機的な方法で生産しようと取り組んでいます。
お砂糖は、これ自体が体に負担を与えるものですが、その中でも少しでも体に優しい美味しいものを選びたいところ。
マスコバド糖は無精製の黒砂糖で、強いクセやきつい甘味がなく、普通のお砂糖として使いまわせます。
私は、お菓子作りの他にも、豆乳ヨーグルトにそのまま振りかけたり、梅酒の仕込みに使ったりもしています。