竹酢液とは、竹炭を焼き上げる際に発生する白煙を長い煙突を使って冷却し、そこで発生した結露を水滴として採取し集めたものです。
竹の有効成分が凝集した竹酢液は、酢酸を主成分として有機酸類・フェノール類・アルコール類など、500種類以上もの有機成分を含んでいます。
こちら日本漢方研究所の竹酢液は、国産の孟宗竹の炭焼きの際、その煙から採取されたもの。
採取された竹酢液は、2ヵ月毎に移し替え、竹酢液内の化学反応が落ちつくまで一年以上も静置して貯蔵されます。その後、3層に分離した中間層のみを採取し、さらに独自の精製技術を用いてタールや不純物を取り除いて作られています。
入浴剤として
浴槽(約200Lのお湯)に、キャップ2〜3倍の木酢液・竹酢液を入れてよくかき混ぜます。(3,000〜5,000倍希釈)
木酢液・竹酢液の主成分である有機酸は肌トラブルに良く、除菌・炎症を抑える・かゆみを止めるなどの働きがあるとされ、アトピー性皮膚炎・子供の水イボ・水虫などに、民間療法として昔から用いられています。
塩素の中和効果があり、体がぽかぽか温まるお湯になります。
ガーデニングや家庭菜園に
木酢液・竹酢液の用途は広く、害虫駆除から農産物を生産するため土壌改良資材や植物活性剤、また堆肥の発酵促進剤としても利用されています。
化学肥料や農薬に頼らない家庭菜園でご活用ください。
柔軟剤として
洗濯物の柔軟仕上げに、キャップ約1杯程度入れます。有機酸による中和で洗濯物がやわらかく仕上がり、マスキング効果で消臭効果があるとされます。
好き嫌いの程度はあれどにおいは独特なので、お好みでお使いください。
住宅周辺の虫や動物対策に
コップに原液を入れて、家の周辺やベランダなどに置きます。
ノラ猫やハトよけにも、この独特の燻香が役立つそうです。
消臭やお掃除に
木酢液・竹酢液は、含有する有機酸による中和作用、そして独特の燻香によるマスキング作用の相乗効果によって消臭効果があるといわれます。
ゴミ集積場、下水、トイレ、家庭の残飯ゴミ箱、畜舎等の悪臭除去など、
50〜300倍液をジョウロやスプレー容器を使って散布します。
■竹酢液 品質表示■
【原材料】 |
竹 |
【比重(Be)】 |
1.005以上 |
【pH】 |
1.5〜3.7 |
【酸度】 |
2〜12(%) |
【製造窯】 |
土窯 |
【容器サイズ】 |
1L…(直径)9.5cm×(高さ)22cm ※550mlは在庫なし |
木酢液と竹酢液の違いは、効能成分である有機酸の種類だそうです。
木酢液では200種以上が、そして竹酢液では500種以上が確認されています。
有機酸濃度を同じとした場合、採取方法や精製方法によっても差はありますが、有効主成分である酢酸の含有率は木酢液の方が高い傾向に、そして竹酢液は、殺菌・消毒・防腐に効果的なクレゾール系物質の割合が高いとされます。
効果や効能等はそれほど差がありませんが、虫や動物忌避作用に役立つとされるタール分は木酢液の方が多くにおいも強めです。害虫対策として用いる場合は木酢液、入浴剤など室内で使用する場合は竹酢液の方が向いているという感じです。